こんにちは、飼い主です。
今、ふと昔一緒に働いていたNさんのことを思い出したので、お話しようと思います。
もう、かれこれ15年くらい前になりますが、私が一瞬カード会社で働いていたときのこと。
Nさんは私より2つほど年下でしたが、その職場では先輩でした。
そのカード会社で働いていたときは、一番仲良くしていて、ちょっと風変わりなところが大好きでした。
Nさんの大好きなところ
個性的なところ1
Nさんは、ちょっぴりぽっちゃりしていて、顔は小西真奈美ににてとてもかわいい人でした。
せっかくかわいいのに、お化粧をせず、髪もひとつにしばった黒髪で、服装もまったく気にしない。
でも、一緒に買い物に行くと当時人気だったツモリチサトとか好きで、お店でたのしそうに洋服を見ていたので「服に興味ないわけじゃないんだ!」と嬉しくなりました。
1つ気に入った服があったようなので「買わないんですか?」というと、「私、太っているから着れないんです」と言われた覚えがあります。
普通に着れると思ったんですが、それ以上はなにも言いませんでした。
個性的なところ2
食べ物にこだわりのあるNさん。
仕事中はみんな順番にランチだったので、一緒に行く機会はなかったのですが、休日たまにご飯へ行くことがありました。
ある日のこと、一緒にモンスーンカフェ(今もあるのかな?)へご飯へ行った時、ランチセットを2つ頼むんです。Nさん。
私が驚いていると「私、いつも2人分のセットを頼むんです。」とのこと。
「1人でいつも2人分頼むから、後で人が来ると思って、ドリンクを向かい側の席に置いたりされますよ。」と、笑いながら教えてくれました。
とても控えめでおとなしい雰囲気なんですが、ひと目を気にしたりしないんです。
そして、食に投資を惜しまない。
いつも成城石井で爆買していました。
ちょっとしたおせんべいが1,500円とか、特別な買い物ではなく普通にそういう食生活。
カード会社は残業がものすごく多くて、お給料はかなりもらっていたと思うのですが、確か仕送りもしてもらってたんじゃないかな。
個性的なところ3
笑い上戸。
そこが一番好きなところでした。私も笑うのが好きなので、しばしばチビるくらい笑い合いました。
しかもくだらないことで。
Nさんは私と机が向かいで、PCスクリーンはあるものの、顔がチラチラ見え隠れする感じでした。
ある日、電話対応中にめちゃくちゃ笑いをこらえながら喋っているのが見えました。
そんな顔されたら気になりますよね。
メモで「どうしたんですか?」と渡すと、「けん子」と一言メモが返ってきました。
そう、お客様まの名前が「けん子」っていうのがツボにハマってしまって、真面目な話ししてるのに今にも吹き出しそうに喋っています。
結局、チャンスを見て保留を押して「ププーっ」と吹き出してましたが。
そんなNさんが大好きでした。
個性的なところ4
人混みが嫌い。
Nさんは満員電車が嫌いでした。好きな人も少ないと思うのですが、嫌いの度合いがすごかったです。
「満員電車を避けるために、朝5時に家を出るんです。」と言います。
え、いつも終電近くまで仕事してるのに!?
「そんなに早く着いて、なにしてるんですか?」というと、職場のビルの下のカフェで朝食を食べるんだそう。
朝が苦手は私には、信じられない生活スタイルなNさんでした。
仕事をやめた
私は仕事が長く続けられないので、結局1年もたたずに辞めてしましました。
Nさんもその後すぐに辞めてしまったようです。
仕事をやめてからも、何度かご飯へ行ったりしたのですが、最後にあったのはいつだったかな。。
中目黒かどこかでフレンチを食べに行ったのが、最後だった気がします。
新しい仕事をクビになったと言う話をしたのを覚えています。
Nさんは変わってるけど、仕事も真面目だしクビになる意味がわかりません。
「最近仕事どうですか〰?」と、何気なく聞いたら「クビになりました。」と。
「え、なんで!?」
「派遣会社を通して、社風に合わないって言われました。」
そんなありえない理由が、この世に存在するとは・・・すごく怒りを感じました。ひどすぎませんか!?
なんだよ、社風って!みたいな。今思い出しても腹立たしい。
例えば、超派手でチャラチャラしてる人が葬儀業者で働いてるとかならなんとなくわかるけど、普通の真面目な会社で真面目なNさんがなんで!
今の時代だったら、ありえない理由ですよね。多分。
そして今
あの時代は、ラインもスマホもなくて連絡手段はメールか電話。
その後、機種変更したり、海外留学したりしてるうちに、連絡先がわからなくなってしまいました。
すごく残念です。今、どうしてるのかな。とても会いたいです。
ちゃんとステキな人を見つけて、幸せにしてると良いんだけどな。
新潟がご実家だったと思うので、帰ってしまったかもしれません。
そんなNさんを思い出した1日でした。
では、また!