フレブルの背骨 変形?どんなかたち?

犬との暮らし

なんだかウチのフレブル、かたちが変??そんな風に感じたことはありませんか?変形と言うとなんだかドキッとしてしまいますが、フレンチブルドッグには良くあることのようです。なにを隠そう、我が家の愛犬ピエールさんもかなり重度の背骨の変形を持っています。

現在は特に目に見えた問題や痛み、障害がなくてもやっぱり今後が心配ですよね。と言うことで、少し掘り下げて調べてみたいと思います。

フレブルの背骨 変形?どんなかたち?

ぼく、ピエール

可愛いフレンチブルドッグ🐶短い足やどっしりとした体つき、コミカルな動きもとっても魅力的ですよね!でも、そんなフレンチブルドッグならではの病気や障害も色々あるようです。

その中で今回注目したのは、愛犬ピエールさんも持っている背骨の変形。英国王立獣医大学のリサーチチーム;BMC Veterinary Research が2010年から2016年にかけて行った研究結果をもとに、ちょっと詳しく(素人目線👀で)見ていきたいと思います。

BMC Veterinary Research

https://bmcvetres.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12917-017-1316-9

背骨の変形ってどんなものがあるの?

以下のふたつが、フレンチブルドッグに多い背骨の異常です。

【Scoliosis(脊柱側彎症;せきちゅうそくわんしょう)】

脊柱側彎症は、背骨が外側方向に曲がっている状態のことです。横から見てもわかりませんが、真上から見るとS字またはC字にカーブしています。

【Kyphosis(脊柱後彎症;せきちゅうこうわんしょう)】

脊柱後彎症は、背骨を横から見たときに大きくポコっとコブのように曲がっている状態のこと。アメリカではハンチバックとも呼ばます。

ちのたん
ちのたん

研究によるとフレブルの約90%が背骨の異常を持っていたんだって!

ピエール
ピエール

じゃあ ぼくがトクベツって言うわけじゃないんだね!

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背骨の変形があると、どうなるの?

  • ヘルニアになるリスクがあります。Kyphosisがない子よりも、ある子の方が2倍も胸腰部のヘルニアになるリスクがあるそうです。Scoliosisについてはあまり胸腰部ヘルニアとの関係性はないですが、尾側腰椎ヘルニアとの関係性が認められています。
  • Kyphosisと胸椎異常を持つだけだったら、脊髄機能障害になることは滅多にない。
  • 背骨の変形によるアンバランスさで他の部分へ負担がかかり、椎間板ヘルニアになるケースがある。

愛犬ピエールさんの場合

ピエールさんのレントゲン

カッコンと「へ」の字に曲がっているのが見えます。これがKyphosisです。Scoliosisはこのレントゲンからはわかりません(私には)。

レントゲンじゃなくてもわかります
まっすぐにはなりません

けっこう深刻なカーブです。でもお医者様から言われるまで、全く気付きませんでした!座るといつも前のめりになるのでかわいいな〜🐶とか、猫みたいな背中だな〜🐱なんてのん気に考えていました。

どうして気づいたの?

ピエールさんがKyphosisScoliosisだと知ったのは、本当にたまたまでした。以前、嘔吐を繰り返した時に何か異物を飲み込んでいるんじゃないか?と思い、念の為レントゲンを撮ってもらいました。その時、レントゲン技師の方から頂いたレポートで発覚しました。それがこちら⬇︎一部抜粋。

Static multifocal thoracolumbar spine and congenital vertebral malformation with significantkyphosis and scoliosis..

significantと言われちゃいました。深刻な〜とか著しい〜とかそんな感じの意味ですね。レポートにはその他にもものすごくたくさんのことが書いてありました。その中には、一時的(え、一時的とかあるの?)な胸腰椎ヘルニアもありますとのこと。それが嘔吐の原因にっている可能性もあるよ〜と。

でもレントゲンを撮っていなかったら全く考えてもいなかったことなので、撮って本当によかった

【予防】ヘルニアにならないために

これはダメなやつ

ネットで調べると、様々な予防方法がありました。たとえば。。。

  • ソファなどへジャンプさせない
  • 二本足で立たせない
  • 縦抱きしない(両脇に手を入れて抱っこする持ち方)
  • 適度な運動(お散歩)させて筋肉をつける
  • 太らせ過ぎない

などなど。

サプリメントなどもあるようですが、イマイチ信ぴょう性に欠けるので割愛します。

さいごに

フレンチブルドッグによくある背骨の変形や異常。早めに知っておけば、予防や対策もできます。レントゲンのレポートを見たときは、よく調べもせずにもう歩けなくなるんじゃないかと不安でいっぱいになりました。でも、フレブルにはよくあることと言うのを聞いて少し安心。ジャンプしたり、2本足で立ったりしてしまうのでこれからは気をつけなくちゃいけません。いざとなったら今は性能の良い車椅子もあるし医療も信頼できるので、あまり悲観的にならずピエールさんが幸せに暮らせるように最善を尽くしたいと思います。

ご閲覧ありがとうございました!

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